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教育プラザ

日は今年度初めての教育プラザを行うことができました。

 

今日のプラザの講師は、京都教育大学、学びサポート室の榊原久直先生でした。

『親と子の“安心感”の充電をめざして~愛着関係の視点から~』と言うテーマでお話いただきました。

 人の心の動きの見取り図としての「安心感の輪」についてお話しいただき、子どもの「安心感の輪」がスムーズに回り続けるためには、<安心の基地><安全な避難所>という大人の役割が大切であり、それが子どもの成長を促すということ、また、子育てをしている親である自分自身の「安心感の輪」がスムースに回る為には、自分自身の特徴(得意・不得意)を知り、気付くことが、安心感の輪がまわるように自分が変わっていける第一歩になるということを教えていただきました。人は誰でも「安心したい」という欲求を生まれながらにしてもっており、人は他者に「安心感を与えたい」と望んでいる。しかし、その関係性が思うようには構築できないこともあること、そんな時の相手のSOSのサインを読み取るためには、相手の表面的な言動に惑わされないこと、どの感情や欲求を抱くこと・出すことに怯えているのかに気付いてあげること、が 大切であることを学びました。安心感のある親子関係であるためには、大人自身が周囲の他者と、安心感のある関係を大切にし、対話することで、エネルギーを充電すること、また、その対話のためには自分自身を認め、大切にすること、困った時には「手伝って」と、助けてもらった時には、「ありがとう」と言葉にしていくことから始めるといい、という、アドバイスをいただきました。「手伝って」「ありがとう」は、今からすぐにでも始められそうですね。

 子どもと離れて、じっくり学ぶ機会…子育てを見直す、子どもとの関わり方を考えるいいきっかけになったのではないでしょうか。榊原先生、ありがとうござました。