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伏見稲荷神社 楽しかったね!

 伏見稲荷駅に着くと、伏見稲荷神社の地図と、“見つかるかな?”のイラストをペアに1枚ずつ配りました。絵を見て、どちらがどちらを持つか相談。「これ何?」という子どもに、地図とイラストの説明をすると、一気にワクワクする気持ちが高まるのを感じました。

 「あっ見つけた!」子どもの指の先には…

 キツネの姿が!!

 伏見稲荷神社にはキツネがたくさんいます。口には鍵や巻物、玉や稲をくわえています。よくよく見ると、しっぽに王冠のようなものがついていたり、顔の表情が違ったり、一体ずつ見ていくと、大人でも楽しいのです。

 地図と共にイラストの紙を渡していたことで“見つける楽しみ”があったようでした。

 思わず触りたくなり朱色の鳥居です。「あんな高いところに手の跡がある!」と、大人でも無理なような高さに手形を見つけました。「もしかして忍者が夜修行をしているのかも…」と、この不思議な怪しい雰囲気を感じていました。

 今、幼稚園でイネを育てているので、頭上にイネが飾られている話をすると、「あ~」と思い出す姿もありました。でも「お米」と「イネ」がまだ結びつかず、イネと話をすると、「??」となっている子どももまだいます。

 「キツネは見つかったけど、竜は見つからない…」と思っていたところに、3分の2くらい登ったところで、やっと出会えました。

 子どもに大人気の竜でした。

 途中、京都の街並みが見えるところに来ると、嬉しそうに眺めていました。少しお茶休憩をすると、また元気が湧いてきてはりきって登っていました。

 私たちが登っている途中に2か所で、新しい鳥居を設置していました。「今建ててくれてるんだね。ぴかぴかの鳥居やね!こんなん見たの初めてやわ~」と、私が興奮して伝えると、「わ~!!」と喜んで見る姿がありました。写真の場所では設置された新しい鳥居に字を書いているところでした。「今、字書いてるみたい。そ~っと通らせてもらおうか」と伝えると、慎重に歩き、横を通る姿がありました。

 頂上までは天気の関係で行けませんでしたが、玉を頭に乗せた不思議なキツネがいて、会うことができました。キツネの口から出ている水に触れてみたり、柄杓で水をすくったり、思い思いに過ごしました。子どもが水に触れると、「冷たい!!先生も触ってみて!」と言われ、私も触れてみると、ひんやりとして心地よい冷たさでした。

 おにぎり弁当は、こんなに景色のいいところで食べられました!

 帰り道は、登ってきた時間の半分くらいで下まで降りて来れました。今度行く機会があったら、頂上まで登りたいな~。