幼稚園で植栽しているアンズが大きな実をつけました。
毎日、いつになったら食べられるかな?と子どもたちと楽しみに待っていたら…
大雨でアンズの実が落ち始め、慌てて収穫。
今年もアンズジャムにしていただくことにしました♪
3歳の子どもたちと一緒に収穫し、子どもたちがいつでも見ることができるように、職員室前で調理をしていると…
「先生、何してるの?」
「ジャムを作ってるんだよ」と言うと…
「これ何?みかん?」と、見た目の色で味を想像する子ども。
「イチゴ?」と、以前食べた経験から、味を想像する子どもの姿が見られました。
「アンズジャムだよ。幼稚園にアンズの木あるの知ってる?」と言うと、キョロキョロと園庭を見回す子どもたち。なかなか見つけられません。
去年、収穫を経験している子どもたちは、「あそこの、あの木やろ!」と去年の経験を思い出し指をさす姿が見られます。
そして、出来上がったアンズジャム!!
「美味しく食べるのは、明日のお楽しみ…」と言い、冷蔵庫に冷やします。
そして、今日は…
園で栽培している人参を収穫し、人参ホットケーキを作ります!
3歳児・4歳児の・5歳児の子どもたちが園庭にある畑にできた人参を収穫してくれました。
大きい人参や小さい人参。変わった形の人参。どれもとっても美味しそうです!
「〇ちゃん、人参食べられるで!!」と言ってみたり、「人参、食べられへん…」とドキドキした表情を見せる子どももいます。
綺麗に洗った後、何個収穫したかを数えます。
「1・2・3…8個あるよ!!」
とっても嬉しそうに報告してくれます。
そして、その収穫した人参を5歳児の子どもたちが、ペットボトルの蓋をピーラー代わりにして、皮をむいてくれました。
「先生、次は何したらいい??」
とやる気満々!
「もっと、切りたい!卵割りたい!」と自分のできることを考え、お手伝いをしてくれます。
そして、やっとできた人参ホットケーキ♪
今日は、それぞれの学年が自分たちでホットケーキを先生のお店屋さんに買いに来ました。
3歳児は、クラスとして先生がホットケーキチケットをもっていて、配ってもらってみんなでいただきました。
4歳児は、1人1枚ホットケーキチケットをもって、クラスのみんなで買いに来ました。
5歳児は、1人1枚10円と書かれた仮想通貨をもって、ペアで買いに来まました。
朝のうちに渡されていた、チケットを大事にポケットに入れて、調理場をのぞきに来ては、「もう買える?食べられる?」聞く子どもたち。
5歳児では、1人ひとりがとっても嬉しそうに、「ホットケーキ1枚ください」とお店で自信をもって伝えます。
「1枚ですね。10円です」と伝えると、「美味しそう」と言いながら、10円の仮想通貨を手渡します。
「お金やチケットをなくすと、もう食べられないからね!」と言われていた子どもたち。
何名か泣きそうな顔をしながら、手だけを差し出しました。
「お金がないと食べられません。お金を先生にもらわなかった?」と聞くと、自分では言い出しにくいのか、一緒にいたペアの子どもが「なくしたんだって…」と言います。
「それは困ったね。でも…お金がないと買えません。お金は大事だから探してきてくれますか?」と言うと、ペアの子どもと一緒に探しに行きました。
子ども自身が、お金をもってお買い物をするという経験がしにくい時代になってきたと思います。
今は何でもキャッスレスの時代で、現金を目にする機会が減ってきていると思います。
子ども同士のごっこ遊びの中でも、カードや携帯でピッとする仕草をしては「お会計はこれで!」とカードを出す姿が見られます。
食育を通して、お金の価値やお金の意味を考えるいい機会になればと考えています。