幼年教育子育て推進機構より、「栽培・収穫から調理して食べる満足感♪～ICTと五感を結ぶ活動に着目して～」というテーマで論文を書き優秀賞をいただくことができました。今回、公募にチャレンジしたのは、園で食育に取り組んだことで、子どもたちが成長したことを誰かに伝えることで、他の多くの子どもたちの食に対する意識が保育者を通して変わることにつながればと思いチャレンジしました。
先生方みんな、そして保護者の皆様のご協力があってこその食育です。みんなで取り組むことができて本当に良かったな！と思っています。
日々、子どもたちと色々な野菜を育て、それを食する活動を通して、様々な学びを感じています。栽培から調理する過程は、すべての子どもたちが関わることは難しく、どうしたら子どもたちに栽培や収穫、調理に興味をもってもらえるか？や、次の調理の時には「自分もやってみたい！」と思ってもらうには？と試行錯誤の日々でした。そんな食育活動にICT活動を織り交ぜて取り組むことで、活動に参加している子どもだけでなく、すべての子どもにも同じ気づきや学びができるのではないか？と考え、その様子を写真や動画にとり、１つの動画にして伝える活動をおこなってみました。すると…「私、収穫してない！」「やりたーい」という言葉が聞かれたり、野菜に水やりをしていたら「僕もやる」と積極的に手伝ってくれたり、畑に私がいたら「何してるの？」「何植えるの？」と興味をもって見る姿が広がってきました。
動画を見ることで、ただ、美味しく食べるではなく、その過程には、植物の生長や様々な人が関わって「美味しく食べてほしい！」という願いが込められていることに気づいてほしいなと思います。
毎日の子どもの健康につながる食活動に、もっと子ども自身が興味をもって関われるように、これからも子どもと一緒に栽培や食を楽しんでいけたらと思います。
