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あめふりさんぽ

 今日はあいにくの雨模様。大人は「雨か…」と憂鬱になることもありますが、子どもは雨ふりのお天気さえも遊びにしてしまいます。雨の中傘をさして園庭に遊びに行くと、晴れの日とは違う園庭でいろいろなことを感じ、発見していました。

 いつもだったら、ブランコがある場所にブランコがないことに気づくと、「通れる~」と傘を差しながらくぐっていました。

 「木の色が違う!!」という子どもの声を聞き、見逃してしまいそうな変化も見つける子どもの目に感心しました。

 池にポトンポトンと雨のしずくが落ちていることに気づき、「丸になっている!」と、丸形に波紋が広がる様子を見つけました。「カエルがいそうやな~」とつぶやく子どもの声に「わかるわかる!」と思わず声をかけました。


 雨でも遊べる場所を探し始めました。初めは、お家の中に入っていましたが…

 「あ!」と言って駆け出したAちゃんの後をついていってみると、滑り台の下、ジャングラミングの下で雨宿りをしていました。「こんなとこ見つけたんやね。なるほど~」と声をかけると、「先生も入れる?」と場所をあけてくれました。

 滑り台のそばに水たまりがあることに気づき「なんでやろう?」と立ち止まると、「水が流れてくるからや!」ということがわかりました。実際に触って水が流れるのを確認していました。

 他にも、イチョウの木の下で雨宿りしてみて、「少し雨がかかる」ことに気づき驚いていた子どもや、ぬかるみに足跡がつくこと、ついた足跡に水がたまることに気づいた子どもがいました。登り棒の間は傘を開いて通れないけれど、“かさおばけ”みたいに傘をしぼませると通れることがわかり、“かさおばけ”になって通っていました。

 雨の日の、いつもより静かで友達の姿もあまりない園庭だからこそ、発見がたくさんあるのかなと感じました。とっても楽しい“あめふりさんぽ”でした。