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おかあさん ありがとう!

 5月8日は母の日でした。子ども達とお母さんがいつもどんなことがんばってくれているかな?と聞いてみました。「お掃除してくれる」「一緒に遊んでくれる」「手つないでくれる」「お風呂一緒に入ってくれる」など、普段のお母さんの姿を思い出して話をする姿がありました。

 お母さんへ感謝の気持ちを伝えるのにプレゼントづくりを考え、三日間ほどかけてつくりました。“お母さん”という言葉は魔法の言葉のようです。お母さんの似顔絵を描くときもすぐに「描く!」と、お母さんの顔と一緒に、自分の好きなもの、お母さんの好きなもの、一緒に遊ぶ自分などを描く姿がありました。

 お母さんの似顔絵を飾れるように、写真立てのフレームをマスキングテープやリボンで飾ることにしました。はさみを普段あまり使うことのなかった子どもも、たくさんあるマスキングテープの中から「これが使いたい!」と選び、切って貼ることを楽しんでいました。短く切って何個も貼る子ども、同じテープを何度も貼る子ども、重ねて貼る子ども…出来上がってくると、その色合いに子どもの個性が表れており、素敵なフレームになりました。リボンを貼るときも、「この向きで貼る」と、斜めにしたり並べたりして、どうしたらいいか考える姿がありました。

 プレゼントを渡す日「今日プレゼント大作戦するん?」と朝から渡すことを楽しみにしている子どもや、飾ってあったプレゼントを見て「いいな~」と満足げに見る姿がありました。家に帰るまで待ちきれず、お母さんを見るとすぐに渡した子どももいたようです。

 いつも一緒にいて、自分のためにいろいろなことをしてくれるのが当たり前になっているお母さんという存在ですが、幼稚園でお母さんの話をしたりプレゼントをつくったりする中で、改めてお母さんへの「ありがとう」や「大好き」の気持ちに目を向ける機会になったのならうれしいなと思います。