· 

はじめましてのW先生

 今日は附属桃山小学校のALTをされているW先生が幼稚園に遊びに来てくださいました。

 4歳児とかかわってもらうのは今日が初めてです。

担任が子どもたちと遊んでいるところへW先生が来られ、一緒に遊ぶことになりました。

最初は「英語話せないから・・」と、戸惑い気味だった子どもたちですが…

 ちょうどAちゃんが家で覚えてきた折り紙を教えてくれているところだったので、「W先生にも教えてあげたらどう?」と声をかけると、W先生も交えて教えはじめました。

 一緒に折り紙を折りながら、担任がW先生に日本語で話しかけると、W先生は英語で答えてくれます。その返答を担任がまた日本語にして子どもたちに「~だって」と伝えました。

 折り紙の折り方を教えてもらっている間、「ここはこうして」とAちゃんが伝えると、W先生は英語で『ここを折るんだね』『反対側もするってことだね』と、Aちゃんが教えてくれることや、子どもたちがしていることを英語にして話してくれます。すると、徐々にW先生が言わんとしていることが、遊びを通してなんとなくわかってきて…

 次第に、「ねえねえ」と自らW先生に話しかける子どもたち。W先生の話し方、笑顔、かかわり方などがとても優しく穏やかで、きっと安心して一緒に遊びを楽しめる人だと子どもたちも認識したのでしょうね。

 折り紙の後、神経衰弱をすることになりやってみると、めくったカードの数を担任や子どもたちは日本語で言うのに対してW先生は英語。次第に子どもたちもW先生の真似をするようになっていきます。楽しくなってくると「Wow~!」「Good!」「OK!」など、子どもたちも自然とW先生の感嘆詞のような、言葉の響きを楽しんでいました。
 言語も含めた異文化に触れることは幼児期にも大事なことですが、異文化だけを取り出して教えることよりも、身近で親しい人の背景に異文化があることで、その人のことをより知りたくなる、そして、そこからその人の住む国や文化に関心を持つということが、幼児期には大切だと感じます。

 W先生ともこれからもっと仲良くなり、親しみを感じ、大好きな存在になっていけたら嬉しいなあ。

 W先生、また遊びに来てね!