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イメージを広げてpart2

 子どもがしたいこと、なりたいものから始まったごっこ遊びの様子の続きです。友達と一緒に遊ぶ中でいろいろなアイディアがでてくる面白さ、自分の居場所となる場所がある嬉しさ、したいことが実現できる楽しさを感じて遊んでいます。

 "キツネ"は大きなウナギづくりをしています。初めは、自分たちが食べるためのウナギだったのですが、つくっているうちに、ふわふわのウナギの上に寝転んだり、「ウナギに食べられる~」と、いたずらウナギに食べられるやりとりを楽しんでいるうちに、食べるためのウナギではなく、”キツネ”の仲間のウナギになってきたようです。

 ”お姫様”は、踊りの稽古をしています。髪飾りをつけ、着物を着ると、手や首の動きがしなやかになります。今はまだ練習中ですが、明日は見たい人が見られるようにどうしようか相談していました。

 ”お医者さん”は、”手術道具”をつくり、今日は患者としてやってきたウナギを診ていました。レントゲンをうつす機械をつくっていたので、それでウナギのレントゲンをとってみると、ウナギの診断は“食べ過ぎ”だとわかりました。

 ”警察”には今日落とし物が届きました。警察署の中に落とし物係がまだできていなかったので、急遽つくることになりました。「落とし物預かっています」のチラシづくりや、「じけんノート」というノートをつくり、そこに落とし物があった日付と何を落としたのかを書き込んでいました。

”侍海賊”は、昨日”海賊”が帽子や服を作っていたので、今日は”侍”が侍の印であるマークづくりをしたり、侍の恰好について絵本を見て学んだりしていました。”侍海賊”は、”侍”と”海賊”のそれぞれになりたい友達が集まっているのですが、そこには一緒に冒険に行こうという思いもあり、仲間であるけれど、その中で「ぼくは”海賊”」「ぼくは”侍”」という住み分けがあるようです。

 ”アイス屋さん”は、レジのお金が金庫に転がって入る仕組みを考えてつくっていました。金曜日からやり始めたのですが、なかなかうまくいかず、今日は高さがあると転がることがわかり、レジを高い台に置き、転がすという方法に行き着きました。

 ”アイス屋さん”が休む場所である休憩所のベッドが広くなり、ふわふわのふとんを敷いたり、自分の枕を作ったりして楽しんでいました。

 ”アイス屋さん”のくじびきは今日も大盛況で、何回もお客さんがくじを引きに来ていました。