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力いっぱい ソーラン!ソーラン!

毎日みんなで楽しんでいる”子ども運動会”の中から、5歳児の”よさこいソーラン”を紹介します!

イチョウの木がそびえる園庭に、鮮やかな紫色の法被を着た5歳児の子どもたちが並ぶと、とても迫力があり引き締まった雰囲気となります。

 初めての”よさこいソーラン”踊った時、昨年度の年長組が躍っていた姿に憧れ「大きい組になったら今度は自分たちが・-」という思いをもっていたので、張り切って「ソーラン!ソーラン!」という大きな掛け声が響き渡りました。

 ある日、「ニシン漁ってどのようにしている?」「どんな海にいるの?」と、みんなで映像を見る機会をもちました。寒い荒れた海の中で必死にニシン漁をする漁師さんの姿を見て、“よさこいソーラン”の動きには一つひとつ意味があることを知りました。すると、何度も踊りこむたびに、大量にとれたニシンの重さを想像しながら持ち上げたり、腰をしっかりと落として力いっぱい網を引いたりして踊るようになりました。激しい波に負けずにニシン漁をする漁師の姿が、子どもたちの中にあることを、体の動きや表情の変化から感じます。

 10月21日の年長組のお家の人に応援してもらう”子ども運動会”では、たくさんの観客に見守られながら、お腹の底までズンと響く和太鼓の音とともに登場した子どもたちは、心地よい緊張感の中でも、真剣な眼差しで一人ひとりがもっている力を存分に出し切りました。さすが年長組!退場の時までも格好よく、立派に”よさこいソーラン”を踊り終えました。