朝から雨がパラパラ・・・雲はどんより・・・。今日はプールに入るの無理なのかなと、入りたい気持ちと、どうしようもない天気との間で私の気持ちもどんよりしていました。
登園してきてAちゃんが言いました。「今日は絶対入りたい！」なぜなら、一昨日の登園日Aちゃんは風邪気味でプールに入れなかったからです。その気持ちがとっても理解でき、「先生も絶対入る！って思ってる。でもどうしたらいいんやろう…」と言うと、その話を聞いていた友達が「てるてる坊主つくる？」と提案しました。「それいいな！大きいてるてる坊主つくろう！」こうしてAちゃんと一緒にてるてる坊主をつくることにしました。新聞で頭の中身をつくると、「それ包むのできるよ！」とAちゃんが白画用紙で頭をつくり、顔をかきました。体も画用紙で何かできないかなと、画用紙を２枚合わせて丸めてみると、それを見て、「わかった！できる！」とその後思いついたようでAちゃんがつくり始めました。途中Bちゃんも「手伝おうか？」と一緒につくってくれました。
てるてる坊主ができあがり、どこに吊るそうか相談すると、「濡れたらあかんけど、外が見れた方がいい」とBちゃん。そこで野菜の収穫に外に行く予定だったAちゃんが外を見せに連れていくことにしました。外に吊るせそうなところはなく、保育室の窓のすぐ横にてるてる坊主を吊るしました。そうしてしばらくすると…「あれ？なんか空明るくない？」「晴れてきてる？」なんと雨があがって、青空が見えてきたのです！！
青空のもと、プールで気持ちよく遊ぶことができました。プールから帰ってくる途中「てるてる坊主さんに、ありがとうやなぁ」「つくってよかったな」「本当に晴れたな！」「てるてる坊主の力すごいな！」と、プールに入って遊べた楽しさを噛みしめ、てるてる坊主さんに感謝する姿がありました。「願うと本当に叶うんやね！」と、子ども達の思いを受け止めながら、私もこの不思議な出来事に感謝と喜びを感じました。
