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カラスノエンドウとアブラムシ

雨上がりの晴れ空に、こいのぼりが気持ちよく泳ぐ一日でした。

 

保育室の北側のテラスには、園庭にもあるカラスノエンドウが育ってきています。

「先生、ほら」と、豆のさやを向いて、中の実があることに気がつき、教師に見せてくれました。かわいい実がたくさんついています。

そうしていると…

「うわ~!虫がたくさんいる~!」

という子どもたち。

なんだろう?と思って見てみると、大量のアブラムシがびっしり!!(苦手な方もいると思うので、画像は控えます…)

「うわ~、気持ち悪い」と、率直な気持ちを言う人もいれば、一匹だけ動いているアブラムシを見て、触ってみようとする子どももいます。

手に載せてみると「こちょこちょする~」と嬉しそうです。

「気持ち悪い」と呟いた子も、友達のその様子を見て、じっくりとアブラムシに目を向けます。

アブラムシに触れることまではしませんでしたが、こうやって、自分が思っていたことが、友達の様子から少し変わって見えてくることは、共に過ごす友達がいてこその経験です。

保育後、ある先生も、「アブラムシ、本当にきれいでしたね~!あんなに鮮やかな色をしているなんて思ってませんでした」と感動していました。

その先生の言葉を聞いて、私も「そんな風に見えるか~!」と新たな視点を発見。

子どもたちの眼差しから、大人も世界が違って見えてきて、またその見方が他者へと広がることがたくさんあります。

そんな発見を楽しみにしながら、GW明けにまた元気に会いたいと思います。