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冬の自然を感じて…

 2学期末に栽培を始めた野菜や花も、少しずつその様子に変化が見られてきました。この寒い冬の時期、夏と違って、子ども達がする世話は、毎日水やりをする、というものではなく、その日の野菜や花の様子(土の湿り具合や前回の水替えからの日数)に応じて、今日は水やり(水替え)が必要かどうかを自分で判断します。そして様子を見ながら、その些細な変化に対して、驚きや喜び、疑問などをつぶやいています。

 

「あれ?ヒヤシンス、なんか大きくなってきてる」

「ちょっと開いてきてる!他のグループの(ヒヤシンス)はどうかな?(と隣を覗き込む)」

「(クロッカスの苔玉から)ねぇねぇ!こんなところから芽が出てきた!」

「やっとホウレンソウの芽、出てきた!」

 

「待って。ねぇねぇ、これとこれ(同じプランターの中に形が違う芽が出ているのを見比べ)ホウレンソウってどっち?こっちがホウレンソウ?それともこっちは雑草?」

 特に寒い日には、朝からあちらこちらで張る氷にも関心を寄せています。

 

「ねぇねぇ、明日氷ができるように(バケツに)水を入れて置いとかへん?」

「いいねぇ。僕は、(水の中に)花びらも入れて一緒に凍らせよっと」

と氷を見つけたことで、新たに氷を作ってみたいと試す姿もありました。

 戸外では、ドッジボールや氷鬼をして、寒さに負けず、体を十分に動かして遊ぶことも楽しんでいます。

 遊び終わって保育室に戻ってくる子ども達の額には、じんわり汗をにじんでいたり、真っ赤な頬をしていたり…。

まさに、『子どもは風の子』です。