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獣医の先生と出会って

 附属幼稚園では、園内にいるウサギやチャボ、セキセイインコなどの生き物の様子を、定期的に、また病気の際にも、かかりつけ医として診察していただくなど、お世話になっている動物病院の先生がおられます。

 動物の診察以外にも、年数回、5歳児が生き物についてのお話を聞かせていただいています。

 

 今年度もその日がやってきました。

 昨日は、さくら組の子ども達が、今日は、うめ組の子ども達が、獣医の先生と初めて出会いました。

 

 まずは、子ども達から先生に、生き物への素朴な疑問や、今、一緒に過ごしているチャボやセキセイインコのことで、心配に思っていることなどを質問しました。

 

 「(チャボの)トットの首はなんで曲がっちゃったの?」「どうしたら治るの?」「(インコの)ぴーちゃんの目が片方だけ閉じてるのは大丈夫?」「(チャボは)なんで毎日卵を産まないの?」「なんで生き物は野菜を食べるの?」などの質問が、子ども達から出ました。

 一つ一つの質問に、獣医の先生は子ども達にわかるように、丁寧に言葉を選んで教えてくださいました。それを子ども達も耳を澄ませて聞き入っていました。

 

 その後、チャボやウサギの心音、そして自分や友達の心音を、本物の聴診器で聞かせてもらいました。生き物の心音が、聴診器を伝って耳に届くと、どの子も目をまん丸に大きく見開き、「太鼓みたい!」「トトトトト…ってすごく速い!」と終始興奮していました。

 

 お話が終わった後、保育室にいる生き物たちの様子をいつも以上に見つめたり、撫でたり、話しかけたりする姿も見られ、このような貴重な体験が、生き物をより身近に感じられることにつながることを実感しました。

 

 獣医の先生、ありがとうございました。