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12月を感じて…

 月が替わり、保育室や絵本室などいろいろな場で、クリスマスの飾りやサンタクロースを目にするようになり、子ども達と「12月だねぇ…」と話していると…

 

 やはり遊びにも出てきました。

 「先生、クリスマスの曲かけて」「ねぇ、コンサートしようよ」「ハッピークリスマスコンサートってのはどう?」「いいねぇ」

 早速ステージで思いのままに踊ったり、ドングリで作った楽器を演奏したりすることを楽しむ子ども達。“どんぐりらんど”にコンサート会場が出てきました。

 

 その横では、うめ組で見た絵本『にんじゃサンタ』をきっかけに、「忍者屋敷」を作って忍者をなりきる子ども達も出てきました。

 

 そして、その日の片付け前、

「先生、こんなところに足跡がある!」

「え?もしかして…サンタさん…?」

「えぇ?!」

 

 そうなると、もう何を見てもサンタクロースの跡にしか見えなくなってきた子ども達。

「ここに白い点みたいなのがある」「サンタさんの雪?」

「ここにソリみたいな跡もある!」「ほんまや」「どこまで続いてるの?」「あ!ここで消えてる」

と空を見上げる姿も。

 

 1階の北側テラスをどんどん探っていき、ついにきく組前まで来た時、ちょうどきく組の先生がサンタの帽子をかぶって

窓から顔を出したのを見て、「あ!あれは先生の足跡?」と子ども達。

きく組の先生の手を引き、足跡の大きさを確かめます。

「あれ?違う。先生の方が大きい」「ちょっと僕、やってみるわ。あ!おんなじ」

「ってことは、みんなみたいなかわいいサンタ?」

「えぇ~?!」と大喜び。

 

 この日から、学年全員で歌い始めた「サンタクロースはどこだ」の歌と子ども達の今の姿がぴったり!

♪サンタクロースはどこだ サンタクロースはどこだ♪

 

 次の日。忍者は寒さも感じず、裸足になって、階段を早足で駆け上がる修行。修行を積みながら、サンタクロースを探します。

 

 午後、大事なプレゼントを持って行ってしまうという噂の”ブラックサンタ”から手紙が…。

「ぶ・ら・っ・く・さ・ん・た・く・ろー・す やって」「きゃー」「あと1分で来るって手紙が来た!」「大変」

「見て。”ブラックサンタ”は、先生よりもこんなに大きいの」

「え?先生、ねらわれてる?」

「たいへーん」「もう中学校の屋上まで来てるって」

「先生、隠れて」

 

 研究所で”ブラックサンタ”を調べたり、先生と一緒に隠れたり、忍者が忍法を使ったり、コンサート会場で目をそらすために踊ったり…。

 

 今日のところは、“ブラックサンタ”は現れず…。ホッ。