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ボランティアの皆さん、ありがとうございました。

 今日も秋晴れ!イチョウの木は、日ごとに黄葉していきます。空の青さとイチョウの黄色、コントラストが素敵です。

 

 イチョウと言えば、木から落ちてくるギンナンのプレゼント。初めてギンナンに出会った子どもたち、始めは割り箸を使って拾うのも「難しいよー!」とあきらめムードでしたが、毎日頑張っているうちに、箸使いも上手になってきました。そんな姿を見ると、もう30歳を超えた先輩の一人が、【伝統のギンナン拾い】と言っていたのを思い出します。

 

 さて、拾ったギンナンは、保護者の方の協力があってこそ、食べられる状態になるのです。熟しきった果肉から、種を取り出し、水できれいに洗い、ざるにあけて日向で乾燥させます。その間、水しぶきは大きなビニール袋で作ったエプロンで防ぎ、手が荒れないようにゴム手袋は必須、さらに作業の間は、強烈な臭いも。本当に大変なご苦労に、頭が下がります。

 

 そんな大変な作業をやり終えた保護者の方からの「幼稚園のために、何かしたかったので、できることがあって楽しかったです」や、「子どもたちが喜んで食べてくれたら、うれしいです」などの言葉は、本当にありがたいです。

 

 11月に入ると、ギンナンの落ち方はぐっと減り、ボランティアの方に洗っていただくほどの収穫がなくなってきました。「ギンナン洗いの代わりに何かしましょうか」というお申し出に、「それでは、池の横のL字型の花壇にチューリップの球根を植えていただけると助かります」と球根植えをお願いしました。

 まず初めは、夏の花が終わったままだったので、植物や雑草の根を取り除きます。

 

 

 花壇の土を掘り返し、根っこを引っ張り出して、さらに土をふかふかに。これならチューリップの球根の快適なベッドになりそう・・・。

 

 出てきた根っこは・・・、かなりの量でした。しっかりと土を落としてくださったので、重量はそんなにありません。

 

 

 

 今年の春に咲いていたチューリップの球根を、風通しの良い場所で乾燥させておいた小さな球根です。たっぷりあるので、乾燥させていた配管パイプから外しました。

 

 頑張って芽を出し、育ってほしいなあ。

 

 

 

 小さいけれど、ちゃんと咲くはず。びっしりと植えこんでもらっていいですよ。(今は、三密はだめなのですが、球根たちは少々密集していても、大丈夫です!)

 手際よく1時間足らずで、球根植えが終わりました。冬の寒さに当たって、芽が出始めるのが楽しみです。進級、進学のころには、色とりどりのかわいいチューリップが「(進級・進学)おめでとう!」とお祝いしてくれることでしょう。「球根が植わっているからね。水やりもお願いね!」の気持ちで、立札を作りました。

 

 ちゃんと球根たちは土をかぶっているかな?と目を凝らすと・・・、何やらへこんだところが何ヶ所か。さらにしゃがんでよくよく見ると・・・、キャー!足跡でした。早く芽を出さないと踏まれるよ。ガンバレー!球根さん。