お店もできました

 もも組では、おばけ遊園地のジェットコースターを毎日楽しんでいます。最初は「先生!押して!」と、教師に押してもらって、滑り降りることを喜んでいましたが、だんだんと子ども同士でも交代で押してジェットコースターを出発させるようになってきました。「いきますよー」「お尻でしっかり座ってくださーい」とまるで遊園地の係員のようです。

 遊園地には他に何があるのだろう?と考えた子ども達は、中積み木をつなげて迷路も作りました。遊園地ではチケットもいると考えた子どももいて、チケットを作りました。チケットを配って歩いていましたが、誰に渡したか分からなくなり、チケットブースも作ることにしました。チケットブースでチケットを買うやり取りが始まると、楽しい雰囲気にお店屋さんをしたい子どもが増えました。「うどんはいかがですか?メニューはこちらです」「サービスのアイスクリームです!」と、それぞれの好きな物や、作ったものを売り始めました。お客さんになっている子ども達も、「うどんください!イチゴアイスも!」と、さらにやりとりが増えていきます。遊園地のイメージが広がり、必要な物や自分のやりたいことをやってみたり、そんな友達の姿を見て刺激を受けてかかわろうとしたりする子ども達です。

 一方テラスでは、家庭から連れてこられたカブトムシにも興味津々な子ども達、ちょっとドキドキしながらも、「持てたー!」とかかわってみたり、「ごはんたべるかな?」と、自ら世話をしたりしています。カブトムシとかかわっていても、周囲の友達に持てたことを見せたり、発見したことを友達に伝えたりする姿が出てきています。

 1学期も終わりが近づいてきました。子ども達はクラスや学年の仲間とかかわることを楽しみ始めています。きっとこの先、もっと友達とかかわりたい思いが出てくると思います。今は密接にかかわれなくても、子ども達が安心してかかわりを楽しめるような日々が一日も早く来ることを願うばかりです。