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寄り添う

大雨の後の久しぶりの登園。

災害にあわれた方々の無事を祈りつつ、復興を願っています。

 

子どもたちは久しぶりの登園を楽しみにしていたようで、それぞれに今まで遊んでいた遊びにチャレンジする子ども、新しい遊びを見つけて遊び始める子ども、様々な子どもの姿を今日は見ることができました。

 

養護教諭である私も、各クラスを巡回し、子どもの様子を見つつ子どもと一緒に遊ぶこともあります。

今日は雨なので、それぞれの保育室を見ながら子どもたちと遊んでいると、ある一人の4歳児の〇〇くんの遊ぶ姿が目にとまりました。

 

その〇〇くんは、1人もくもくと洗濯ばさみを使って遊んでいました。

ん?何作っているのかな?と、気になり声をかけるも

「・・・・」返事がありません。

少し恥ずかしがり屋さん?と思い、ちょっとその子のそばで一緒に過ごしてみることにしました。

〇〇くんがもくもくと何かを作り上げる横で、私も一緒になって洗濯ばさみでいろんなものを作ってみては、「こんなん作ってみたよー。何に見えるかな?トンボみたい?これは、ウサギ!」と〇〇くんに見せる私。

 

すると・・・

私の声が届いたのか

「これ、丸にするの」と、ぽつりぽつりと話してくれるようになりました。

 

私「ほんとや!丸になってきたね!」「なんだか虹みたいにきれいやね」と言うと…

作っているものを、私に見えるように見せてくれました。

そして…完成したのがこれ↓

すごいでしょ!とってもきれいな色の輪っかができていました。

 

その後ももくもくと集中して作り続ける〇〇くん。

 

「遊ぶ」と言うと、ついつい友達と一緒にと思いがちですが、自分のペースでじっくりと遊んでいる姿を、焦らず一緒に共有することで、人や物とつながっていく大切さを感じた時間になりました。

 

 

 

 

こんな素敵な色の配色の洗濯ばさみの飾りも作っていましたよ。キレイでしょ。

(右上が〇〇くんの作品、右下は北山の作品。同じような作り方でも、配色が彼のようにはいきませんね・・・)