梅雨で雨が続いています。
今日も降ったり止んだりと不安定な天気でした。
そんな中、雨を五感を通して感じてほしいと願い、傘を差して、「雨の幼稚園散歩」に出かけました。
園庭を傘を差して歩くだけでも、普段と様子が違うことを感じてか、とても楽しそうです。
五感の「聴く」でも感じてほしいと、傘が雨に当たって音が出ることを、「なんだか音が聞こえるね」と教師がつぶやいてみました。
「聞こえる!」
「ぽつぽつ、って聞こえる」
「だんだん、って言ってる」
と、傘に雨が当たる音を、その子なりの表現で表していました。
「あ、先生、池に行ってみよう」
「いいけど、どうして?」
「水が多くなってるかも」
「どういうこと?」
「雨で水が増えてるかもってこと」
というので、池に来てみると、「水がいっぱいになってる!」と、池の水かさが増していることにも気がつきました。
「あ!カエルがいる!」とも。
そうかと思うと、園庭の中央にたつイチョウの木の根元では、
「ここは雨があんまりない」
ということにも気がついていました。
(それが、イチョウの枝葉で雨をしのげているということには、まだ気がついていないようです)
すると今度は園庭の水たまりにも気がつきます。
「あ!ここ”2”の形や!”7”にも見える!」
「え、どこ?」
「ここ、この水たまりのところ」
と、水が流れて筋になっているところが数字に見えることに気がつく子どももいました。
晴れの日と雨の日では、同じ景色も違って見えます。
天気予報で天候を知ることも一つの手段ですが、湿った空気を感じたり、雨音に気がついたり、雨が降ることで水かさが増したり、砂地に水が流れる跡ができるなど、雨を五感で感じたり、雨が降ることで起こる様々な事象に触れたりすることを、体を通して学ぶ幼児期には大事にしたいですね。
*今日の遊びのキーワード*
#梅雨 #五感(体)を通して #雨って楽しい! #傘差すことも楽しい! #自然事象への気づき