今日は七夕。ところが朝から雨。せっかくの七夕を楽しめないかなぁ、と思い、
さくら組で、ごっこ遊びを始めた子ども達に
「今日は“七夕パーティー”っていうのはどう?」と誘い掛けると
「それいい!」「いいねぇ」と準備が始まりました。
よく見ると、先日みんなで笹飾りで作った飾りがいくつも飾られていました。
笹飾りの製作が、好きな遊びでも活かされています。
“七夕パーティー”でご馳走を食べ、ほっこり団らんしていると、
「先生、あの七夕の歌、弾いて」
と子ども達からのリクエスト。ピアノで歌「たなばたさま」を弾くと、最初はみんなで喜んで歌っていましたが、そのうち
「今度は踊るってのはどう?」
と歌に合わせて踊り出しました。
さて一方、隣のうめ組では、同じころ、“七夕ショー”の準備が始まりました。
先生のペープサートを使って、自分達でお話を進めるのに、何が必要かを尋ねると
「ピンマイクがいる!イルカショーしてた時のやつ」
と作り出しました。年中組の時に楽しんでいた遊びを思い出して、今の遊びに活かしていく姿に、今までの遊びがこうやって意味あるものとして、つながっていくことを実感します。
準備ができると、いざショーの始まり。
「〇〇ちゃん、こっち持って。私これ持つし」
「天の川はまだ!」
天の神様、織姫、彦星、天の川役を自分達でやろうとするのですが、だんだん忙しくなってきて、
途中で教師が、
「先生、手伝おうか?」」
と声をかけるも、子ども達は(え?)という反応。どうやら先生はお呼びではなく、あくまで自分達でやり遂げたかったようでした。
そこへ、さきほどのさくら組で“七夕パーティー”をやっていた子ども達もやって来ました。
「ここで“七夕ショー”をやってるんだって」と言うと
「じゃあ、最後に、私らがここでさっきの踊りやるっていうのはどう?」
「いいねえ」
とここで、二つの七夕の遊びがつながりました。歌って踊った後、退場した子ども達は
「やったね!明日も続きやろうね」
と大喜びでした。子ども達にとって、七夕は7月7日の行事、で終わらず、7月7日から始まる楽しい遊び、なのかもしれません。