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「『ま、いっか』って思ってさ」

今日は、梅雨の中休みの夏日。

「この前の温泉の続きしようよ」

「いいねえ」

「ねぇ。私達もやる?」

こんな天気の日。いつもは男の子たちが砂場を囲むのですが、今日は女の子達ばかり。

「結構、温泉できてきたね」

「ねぇねぇ、イチョウの葉っぱを浮かべるってどう?」

「いいねぇ。イチョウ風呂!」

そのうち、園庭で水かけ鬼ごっこをしていた友達も加わって、使っていたペットボトルを見ると…

「ねぇねぇ、こうやってしたらシャワーにならない?」

「いいねぇ。でも…なんか低い」

「じゃあ、こうやってぶら下げたら?」

「でもそれじゃ、ちょっと高い…」

教師も知恵を出し合って、いい高さにぶら下げることに成功!

「うわぁ!!!」

「シャワーだぁ!!」

思わず頭を突っ込みたくなっちゃいました。

最後はみんなで、「5・4・3・2・1・0・キャー!!」

Aちゃんがぽつり。

「先生、私さ、年中の時は、泥んこがやだったんだよね。だけどさ、年長組になったらさ、『ま、いっか』って思ってさ」

 

あぁ…いつの間に、こんなに大きくなったんだろう…。『年長組になる』って、子どもをこんなに変えるんだなぁ…。