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止まってしまうなあ…

クーゲルバーンの遊びの場では、みんなで一つの長いコースを作ろうとしている姿がありました。

教師「どう?転がりそう?」Aくん「いくで」と自信満々に言って転がしてみるけれど、途中で止まってしまいます。よく見るとそこは登り坂になっていました。

何度も転がしてみるけれど、やっぱり同じところで止まってしまいます。悩んでいるとBちゃんが「坂道だからだよ」と言いました。その言葉を聞くと坂道をやめて違うコースを作り始めました。「こうして、これをここに置いて…」と話しながら作っています。どんなコースができるのかな?と見守っていると、今度は真っ直ぐなコースが出来上がりました。

Aくん「いくで」と自信満々にビー玉を転がしますが、やっぱり止まってしまいます。ん~。と再び悩んでいると、Bちゃん「こうやって勢いをつけないとだめだよ」と、見本を見せてくれました。それを見て、「ああ~」と言い、次は勢いが出そうな段差のあるコースが出来ました。

「いくで」と言い転がしてみると…。今度はゴールまで転がりました。「やったー!」と嬉しそうな子どもたち。一生懸命考え、友達のアイデアをもらって出来上がったコース。ゴールまで行った時の笑顔は素敵でした。